2019年04月17日

幼女戦記(1)

KADOKAWA/エンターブレイン
発売日 : 2013-10-31
 先日、映画館で逃げ出したくなる経験をした、こちらの作品。やはり、題名が悪い。

 題名からは、なんだかヤバそうな小説に思えますが、内容としては最近流行の「異世界転生モノ」です。
 ただ、流行の転生先が「剣と魔法のファンタジー世界」なのに対して、こちらは魔法はあるものの、近大世界大戦前夜の世界。モデルとなっているのはドイツ帝国。ここがある意味斬新。

 主人公は、あらゆる価値観が斜に構えた感じに歪んだベテランサラリーマン。いわゆる秀才エリートで、人事課長にまではなったけれど、自分よりも凄い天才が多数存在していることを自覚している秀才。その彼がリストラした問題社員に殺されて、転生するところから、お話はスタート。
 転生の際に性格破綻した神「存在X」が出てきたり、結構強引な理由で幼女に転生したり、ちょっと設定が雑なところはありますが、まあ、そこはいいとして。

 彼が決定的に歪んでいるのは、物事の判断基準が「合理的か」という一点であること。たとえ人命であっても、この合理性の判断の対象であり、ある意味わかりやすく狂ってる人。理解はできても共感はし辛いのが、また面白いのかな。

 1巻は、転生後、協商連合との開戦から、戦果を挙げて破竹の勢いで昇進し、軍大学卒業、独立魔道大隊創設まで。
 大人の知能と軍事オタクの知識を持ったまま転生した、完全にチートな幼女の物語。
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2019年03月29日

風が強く吹いている

 きっかけは、アニメ。ちょっと見てみたら、何だか知っている地名がよく出てくるな、と。そう思ったのが読んでみたくなった理由です。
 私は、生まれてから結婚した現在までほぼ箱根駅伝のルート上に住んでおり、唯一コースを外れて生活していたのは世田谷区。この物語とは何だか縁がある。

 物語の舞台となる寛政大学や竹青荘は、千歳烏山と成城学園前、祖師ヶ谷大蔵が最寄り駅で、多摩川まで行くのに仙川と野川を越えていくという記述から、おそらくは昔、青山学院大学の世田谷キャンパスがあった辺りを想定しているのかな、と想像するのですが。20年くらい前まで、千歳台の辺りにあったんです。奇しくも青山学院大学、今は箱根駅伝の常勝チームになりましたね。この小説が執筆された頃は、出場するのも難しいレベルだったかと思いますが。

 物語は、たまたまその竹青荘に住んでいた10人が、4月にトレーニングを始めて翌年の箱根駅伝に出ようというもの。ちょっと考えなくても、完全なるファンタジーです。如何に、そのうちの2人がトップレベルの長距離ランナーであっても、経験者がいたとしても、優秀なコーチがいても、それは無理。相手は中高で実績を積んで全国から集めてきた選ばれた選手たち。そこに半年強で挑もうというのは無謀の一言で切り捨てられるレベルです。とてもしっかり取材されたのだなあと思うほど詳しく書かれていますが、幾つかの記述には違和感があり、作者はスポーツに打ち込んだ経験がないのかな、とも思います。
 なので、あくまでもこれは箱根駅伝としてはフィクション。主題は、そこを舞台として描かれる10人の人間としての変化、成長です。

 主要な登場人物は10人の選手達。その選手はそれぞれが異なるバックボーンを持ち、それぞれが違うことを考えて箱根駅伝に向かう。同じ時間と場所を共有しているのに、それぞれ違う。それが丁寧に描かれており、変化していく様が気持ちいいのです。
 その集大成が、箱根駅伝の本戦。走りながら何を思っているか、何を繋いでいるか。外から見たら、ただただ走っているだけなのですが、選手一人一人、「人」が走っているんだ、と。なかなか文字がぎっしりな小説ですが、サクサクと読み進んでいってしまうのです(笑)

 コース上に住んでいる者としては、箱根駅伝本戦のコースの記述は、なかなかわくわくしました。私の生活圏が、あちこちに出てきて、何だか妙な気分(笑)
 書かれてからもう13年経っているので、コースは若干変わっていますが、そういう意味では国道1号線沿いにお住まいの方にもオススメです。
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2019年03月16日

ソードアート・オンライン(6)

 ファントム・バレット編の後編。

 無事、BoB(バレット・オブ・バレッツ)の予選を通過して、本戦が開始。全編ほぼBoBという構成。

 犯人の死銃が誰なのか。その殺人の方法が何なのか。銃撃戦のアクションの中、それが少しずつ謎解きされていきます。ただ、やっぱりミステリー要素は弱く、アクションですよね。

 BoBの勝負がついた後、現実での危機が迫るところ、ギリギリで救出に間に合うキリトは、やっぱり物語だなと思うと同時に、こういう物語は格好良く終わらないとね、と。
 しかし、バイクで校門ど真ん中で待つとか、一度やってみたかったな(笑)

 シノンの魂が解放される第6巻。
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2019年03月04日

ソードアート・オンライン(5)

※2/6
 現在、テレビアニメ第3期が放送中なので、長く放置していたソードアート・オンラインを再び読み始めようと思った次第。

 5巻は、ファントム・バレット編の上巻。
 GGO(ガンゲイルオンライン)のユーザーが、ゲーム内で撃たれると同時に現実でも死亡する事件が発生。キリトは、総務省の菊岡から調査を依頼されて、GGOへコンバートするというお話。

 今までは剣と魔法の物語だったところ、急に硝煙と油の物語になるところが、この小説の世界観の面白いところ。
 ファントム・バレット編のヒロイン、シノンは母親を守るために人を殺してしまった過去を持つ、陰がある少女。この少女の心の葛藤がなんとも言えない物語。
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2018年09月20日

星界の戦記(6)

 なんと、6年ぶりだそうですよ。まあ、その前は9年でしたっけ?シリーズ計20年超の大作です(笑)

 読みながら、登場人物が誰かを思い出すのが大変でしたが、そもそも前巻がどういう話だったのかも覚えておりませんでした。
 そうそう、帝都ラクファカールが失陥したんでしたよね(^−^;

 この巻から始まる新章は、それから10年の月日が経過した時点から。
 皇太女ラフィールは帝国元帥に、ジントは千翔長に昇進し、それぞれ艦隊司令長官とその副官。ラフィールは、人類主権星系連合体攻略を命じられます。

 10年後の世界観の説明と戦闘がほとんどで、ジントの出番も少ない展開でしたが、これからどう展開していくのか。
 話は完結しないで終わっているので、7巻は今回ほどは待たなくてもいいかなあ、と期待しているのですが。
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2018年09月08日

渚は太陽をひとりじめ(1)

 強面で雰囲気が怖く、でも本当は真面目で優しい太陽が片思い中なのは、グッズ厨の渚。
 傍目に見て、好意があることは丸わかりなのに、渚はオタクの私が好かれるわけがないと、全く気が付かない。
 何だか、逆の設定は時々見かけるけれど、これは女の子がオタク。

 嫌われるのが怖くて告白できない太陽と、清々しいほどに気が付かない渚のすれ違いが面白い。
 そして、それを心配する先輩達がまた、いい人達なのもいい。

 この作者の作品は、結構好きでいつも読んでいますが、その中でもこれが1番好きかも。
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2018年09月07日

ちんまり経理のヒメ先輩(1)

 4コマ誌連載の漫画ですが、ストーリー調の漫画です。
 プー太郎の秀ちゃんが就職した先は、親戚の建具屋さん。そこの一人娘で、はとこの陽芽先輩は、亡くなったお母さんの代わりに会社の経理を担当していて…。

 秀ちゃんの駄目さ加減と、陽芽ちゃんの思春期がいい塩梅で、テンポのいい流れで読ませてくれます。
 ほのぼのとしていて、疲れているときに最適の1冊。
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2018年08月28日

からかい上手の(元)高木さん(3)

 「からかい上手の高木さん」のスピンオフなこちら。こちらももう3巻なんですね。

 こちらは基本的に子どもを中心とした構成で、今回も、ちーはお母さんに、お父さんはちーとお母さんにからかわれています。
 しかし、からかいのレベルは本家の方が手が込んでるなと思いますね(笑)

 それにしても、お母さんと娘ってそんなに声が似てるかなあ…。
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2018年08月27日

からかい上手の高木さん(9)

 からかい上手の高木さんも、もう9巻なんですね。
 今回も、順調に高木さんのからかいが炸裂しています。

 シチュエーションのほとんどが下校だなあ、と。
 まあ、それはいいとして、高木さんの積極度が上がってる気がしますね(笑)
 「カオ赤いよ」のところが何だかこそばゆいですね(*^_^*)
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僕らはみんな河合荘(11)

 「僕らはみんな河合荘」も、遂に最終巻。
 住人達が「変化」を受け入れて、次に進んでいく巻であります。

 変化は誰でも怖いですよね。でも、居心地がいいからといって、いつまでもそこにいることはできない。人生の中でもなかなか重要で難しい局面ですよね。

 後半は、その後の河合荘の住人達のお話。こういうのを読んじゃうと、続編も読みたいなあとか思うんですが、蛇足ですかね(笑)

 後は、これで連載が一つ減ったので、「みそララ」の連載を再開して欲しい…とか。
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