三日目は、朝に大邱を出て、慶州へ。
慶州は日本でいえば、奈良ってところでしょうか。日本史でも世界史でも登場する『新羅』の王都があった場所です。新羅はBC356年からAD935年まで続いた、朝鮮半島を初めて統一した王朝です。その王統は天皇家と縁続きだとか、日本ともかなり密接に関係する国でした。

そんな石窟庵、石窟に仏像が安置されているのですが、韓国では仏像は撮影禁止対象。ということで、写真はありません(^_^;
パッと見の印象では、広隆寺の弥勒菩薩半跏像に雰囲気が似ていたかなあ。
次に行ったのは、『仏国寺』。実はこのとき乗ったタクシーのドライバーさんに一日貸切り観光タクシーの売込みを受けまして。ええ、どこへ行くかいちいち調べながら行くのも大変かと、受けてしまいました(笑)

なんでも新羅時代に創建されたものの、李氏朝鮮時代に弾圧にあって廃寺になり、数百年間荒廃していたんだとか。ということで、世界遺産にはなっていますが、そのほとんどは近年になって再建されたものだそう。
ただ、向こうでは仏国寺はお金のデザインになっていたり、ドラマのロケに使われたり。平等院鳳凰堂みたいな位置づけなんですかね。
ちなみに、ここには日本語を話す胡散臭い無料ガイドがいます。間違っても近づかないように。ええ、私引っかかりまして、最後は水晶の売り込みをされました。断固拒否しましたけど(笑)
そのまま、ドライバーさんオススメのお店へ。ビビンバのお店。
驚いたのは、その「おまけ」の量。我々、ビビンバしか注文してないんですよ。それなのに、テーブルに乗りきらないほどのお皿の量(笑)
味もなかなか美味しかったです。子供にジュースまでくれたりして、ホントに良いお店でした。
続いて少し離れたところにある、『国立慶州博物館』へ。
ここ、凄い。立派な博物館なのに、入場無料なんです!学芸員さんも日本語ペラペラだったり、流石国立博物館。
ただ一つ。館内写真撮影は可らしかったんですが、フラッシュ撮影は不可だったそうで。皆さん焚いてたから良いんだと勘違いして、迂闊にもフラッシュを焚いてしまった私は、学芸員さんに怒鳴られました。ええ、何故か私だけ。
他の韓国人は、フラッシュ焚いててもなんにも言われてないんだけどなー。俺って言われやすいのかな・・・。
最後に行ったのは、『天馬塚』。
ちなみに、慶州のもう一つの世界遺産は、この街全体です。街全体が世界遺産。凄いですね。
ということで、この塚も世界遺産。新羅の王族の墓だそうです。円墳ですね。まるで古墳時代。ってか、古墳か。そのうちの一つに入ることができます。
タクシードライバーさんも一緒に降りて、見物。ちょっとしたガイドもしてくれました。
最後、ドライバーさん一押しのお店へ。韓国田舎料理って感じなのかな。色んな料理が出てきました。

お店全体が古民家風の作りで、オープンな席とちゃんとしたお座敷とがありました。我々はオープンな席に座りました。
ちょっと暑かったですが、これはこれで軒で食べてるみたいで面白かったですね(笑)
料理は、特にチゲとチヂミが美味しかったですが、全体的にどれも美味しかったー。ほどよい辛さと旨味。肉も野菜もふんだんに使われていて、バランスもいい。
そして何より、お店全体の雰囲気がいい。なんか、韓国に来たなーっといった感じがしました。
たぶん、韓国旅行通してここが一番美味しかったです。
そんなこんなでほぼ半日タクシーチャーターでしたが、メーター見たらこんな数字。
『243,990』
うぉ!っと一瞬思いましたが、まあ、ドライバーさんからのセールスということで、値切って200,000ウォンに(韓国ではこの後もタクシーで値切り交渉して成功しました。向こうではメーターと料金が合ってなくてもいいのかな)。
200,000ウォンというと、日本円で13,000円くらいでしょうか。半日でこの料金ならかなり安いでしょ。
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