京急百貨店で開催中の大新潟展に出店中の小嶋屋総本店@魚沼中条。
へぎそばは、名前は知っていますし、何度か食べたことはあります。が、身近な存在ではないですし、正直、詳しいことはよく知りませんでした。せいぜい、布海苔を使ってるってことくらいで。
こちらのお店は、そのへぎそば発祥のお店なんだそうです。初代が魚沼地方で織物に使っていた布海苔を蕎麦の繋ぎに使えないかと考えたのが最初なんだとか。
へぎそば(810円)
へぎそばの「へぎ」とは、この蕎麦の入っている器のことなんだそうです。「ざるそば」とか「せいろそば」と同じ考え方ですね(^^;
なので、へぎそばの定義としては、布海苔云々以前にこの器に入っていないといけないんだそう。
蕎麦粉100%の蕎麦は香りが凄いです。布海苔でほんのり蕎麦とは違う風味も感じます。
なんと言っても、ヌルッとした感じがあるのが面白いです。そして、コシが凄い。いい。
蕎麦の薬味には、葱と山葵が定番ですが、へぎそばは和辛子が付いてくるのが特徴なんだそう。これは、昔は魚沼で山葵が手に入らなかったためなんだそうで、今では山葵が手に入るため、こちらのお店でも、山葵と和辛子の両方が提供されています。
いつもと違う辛子での蕎麦というのも、なかなか乙ですよ。
最後は、そば湯に柚子七味を入れていただきます。旨かった。ごちそうさまでした。